DATE: 2008年06月22日 00:45

LMSディフェンスCQBベイシックマニュアル 好評発売中

レポーターのSHINです。

今回は、3月29日に発売された「LMS defense CQB basic Manual/LMSディフェンスCQBベイシックマニュアル」についてご紹介したいと思います。おかげ様で売り上げ絶好調、多くのポジティブなフィードバックをいただいております。このDVDはそのタイトルどおり、銃器を使用したCQB/近接戦闘についての基礎を学ぶための教本として作られています。

LMS Defense CQB basic manual ・ GUNNER特別編集
http://www.gunnermagazine.jp/main.html
LMSディフェンスCQBベイシックマニュアル 好評発売中

LMS社より同社教材用としてのCQBマニュアルの作成を依頼されたのが昨年8月。
11月にLMS社の本拠地であるネバダ州で撮影を行い、完成したのが3月29日に発売となった今回のDVDです。
本作品はGUNNER本誌からのスピンアウト企画、タクティクールの1作目とし、LMS社の合意の下、こうして日本国内に限ってのリリースとなりました。

・LMS社について
LMS社は現役・米国連邦政府所属特殊部隊員である、ジョン・チャップマン氏が代表を務めるトレーニンググループです。
銃器の取扱方をおしえるベーシックコースには護身を目的とする民間人が多いですが、LMS社が得意とするのは軍・警察・警備関係者向けに行われる「ミッションパシフィック」つまり任務別に作り上げられたのトレーニングカリキュラムです。チャップマン氏はこれまで米国連邦政府機関のSWAT戦術及び危険物質移送に関する警備のインストラクター・専門家として活動しており、彼の経験をベースとした効率的かつ実用的な訓練方法が本DVDには凝縮されています。

・本DVDの目標
今回のDVDにおいては、GUNNER本誌におけるルポタージュ的な視点は控え、あくまでもマニュアルとして完成させました。ですから本DVDにおいては派手な射撃シーンやキャッチーなアクションは余り登場しません。しかし動画を使ったマニュアルとして、理解度は高まっていると思います。
題名にあるとおり、今回はベーシックなCQB戦術の内容となっています。これまで、GUNNER本誌や他誌において断片的に伝えられてきたテクニックを体系的に、理由付けと共に学べると思います。

・内容について
理解度を高め、また実際に練習教材として使いやすくする為に、実弾を使ったトレーニングドリルとUTM/シムニションを使ってのフォースオンフォースデモンストレーション、そして動きを簡略化したアニメーションを使っての確認を併用し、廊下と部屋からなる室内での戦闘時の動きを示しています。
本DVDは、派手さや読者受けを狙った映画や小説、GUNNER本誌を初めとする他誌で見られる「CQB戦術」とは異なります。ですから見方によっては地味でつまらないものかもしれません。しかし、今回のDVDは述べたとおり、実戦において血と命と交換に培われた経験を、効率的に次の戦士へと伝える為に作られた物です。

・撮影後記
実弾を使ったトレーニングドリルシーンでは、一般的なレンジを簡単な道具を使い室内に見立て、訓練を行える事を示しました。米国においても実弾が発砲可能なシュートハウスは珍しく、また、実弾を使ってのシュートハウストレーニングの前段階としてより安全に、低コストで行える実射ドリルとなるでしょう。

フォースオンフォースのシーンでは、シムニションより命中精度・安定性に優れたUTMを使用しました。発射されるペイントの初速はエアーソフトガンとは比較になりません。至近距離から耳・目・首に命中すれば致命傷になる可能性もあるシリアスな訓練機材です。敵役は2日間の撮影で200発以上、このシムニションによって撃たれました。また登場するフラッシュバンは訓練用ではなく実物です。筆者もカメラを回しながら複数回、シムニションの流れ弾に当たり、5回フラッシュバンを食らいました。
それだけにエアーソフトガンやブランクには無い迫力と説得力のあるシーンが完成したかと思います。
またアニメーションでは映像では理解しにくい、各人の動きを真上から見ることで確認できると思います。

実は本DVDで最も重要な部分は、冒頭に登場するCQBの心構えなのです。戦いに臨む戦士としてのマインドセット。これは道具やテクニックよりも重要な事柄なのです。

・ベーシックの次は?
LMS社によるマニュアル第一弾となった本DVDですが、次号の内容について慎重な意見交換をLMS社と行っています。今回のベーシックマニュアルでは、1名・2名における廊下・部屋においての動きをお見せしましたが、すべて基礎的な動き・知識でしかないのです。
実戦では部屋にはドアがあり、敵は1名ではなく、味方や自身が撃たれ、作戦プラン通りには絶対に進まないのです。これら直面する問題や事態、そしてコントロール不可能な混乱に対応する為の訓練が今後続きますがそれらをどれだけ公開して良いのか、慎重な判断の上、次号作に続けたいと思っています。

今回は特別に、番外編として敵役を元気良くやってくれたアシスタントの達観君に登場してもらいましょう。



LMS Defense CQB basic manual ・ GUNNER特別編集をご購入いただいた方、またご興味を持って頂き、大変ありがとうございます。





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Comments(1) │カテゴリ: 動画

この記事へのコメント
初めまして。
DVD発売してすぐに買いました!
訓練とはいえ絶対痛そう!っと思ってましてが、
やはり痛いんですね(^^;
ご苦労様でした。
これからもDVD楽しみにしています。
Posted by k326 at 2008年06月22日 18:03
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