DATE: 2008年09月26日 21:00
GUNNER10のTCCC

NAVY SEAL Team4のフランクバトラー大佐が創設し現在SOCOMと共に行動するのが、今回ご紹介するTCCC(Tactical Combat Casualty Care)、メディックの在り方を研究する機関です。GUNNERの巻頭でご紹介するHRCC繋がりの記事です。戦闘で負傷者は当然出ます。その負傷者のケアの仕方は戦術的な側面も加味して、研究を行うのがこのTCCCです。
TCCCの現場担当は、今回の取材で彼らのノウハウが広く報道されることを実は好んでいませんでした。しかし、それはそれ。大ざっぱな概念的な部分に絞り、その考え方をお見せします。
戦闘の最中に負傷者が出た場合、どのように対応するか。それはきっちりと規定を組むべき部分です。HRCCでも述べられていますが、1人の負傷者の発生はその搬送に伴い、負傷者を含めた三人の戦力を削ぐことになります。
これは確かにまずい。そこでTCCCが定めたのは、戦闘の終結もしくは敵の位置の特定反撃まで負傷者は放置すべきという結論です。それまでは負傷者は自力で応急処置を施し、可能であれば戦線に復帰する。もしくは戦闘の終結を待つということ。
より多くの負傷者を生み出すことを防ぐためには、理にかなった裁断だと思われます。そのために戦闘員各自が自力応急処置のためのキットを持つ。さらに部隊全員にその考え方を徹底する...。細かいスキルや装備も含めて、この辺りを策定するのが、このTCCCです。
HRCCやTCCCを見て思ったのが、サバゲーのスタイルの一つに出来そうということ。例えば、撃たれたらその場からの移動は禁じられるものの、ハンドガンを使用して自衛できるとか。二人で後方に移送し、メディックの治療を受けると復帰するとか...。遊び方のヒントにもなりそうです(笑)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。