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DATE: 2009年08月08日 20:20

War & Peace Show 2009


フランスから櫻井です。ヨーロッパ最大のミリタリーイベントWar & Peace Showが今年もイギリスはケント州Hop Farmで開催されました!
GUNNERとしてはVol.06で紹介させていただきました。
迫力のある大人の戦争ごっこを映像で紹介して日本でも一躍有名なイベントになったわけですが、今回の取材では前回以上に迫力の映像でお送りできる予定です。スタッフはドイツ軍の迷彩服に身を包みベルギーの国境沿いという設定の戦場に入り込んでの撮影!
そして、各コレクターへのインタビューを含め、コレクションのミリタリービークルの詳細を音と映像で収録。迫力だけでなく資料性の高い映像で次号掲載予定です!

イギリスは自動車天国。こういった戦闘車両、戦車を含めナンバーを取得し一般道を走行可能なのです。だから英国軍の払い下げた車両は中古屋さんに並ぶ。このイベント最中も"For Sale"の札を掲げた車両も多く見かけました。

もちろん空砲ですがとにかくあちこちで爆発音やら射撃音が鳴り止まずその雰囲気を盛り上げます。

スカッドミサイルを牽引するトレーラーもここではコレクションの一つ。大柄な車両がイベント会場を爆走しました。

会場の端っこの忘れられたような林に足を踏み入れると木に引っかかったパラシュートを発見。さらに奥に足を踏み込むとドイツ空軍降下猟兵が陣取っていました。

最大の規模を持つクラブ。ここは会員250名以上を誇るドイツ軍のクラブだ。タイガーはレプリカだがIII号突撃砲、パンサー戦車など保有する。実はこのメンバーほとんどが現役の軍人か元軍人が占めている。イラクやアフガニスタンに従軍し、休暇で戻ってきてはドイツ軍として従事する忙しい連中なのだ!出会った一人はイラクで50名の狙撃をこなした記録保持者のスナイパーだったりする。かなり本気な連中が揃っているのだ!

そんなイベントをじっくりと次号のGUNNERで楽しんでいただきたい!!  


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DATE: 2009年01月14日 00:20

AKトレーニング


AKトレーニングと題されたトレーニングがベルギーで始まるとのことで取材に出かけたわけです。フランス、パリから櫻井です。
このトレーニングはAKという銃の操作になれるということ。それをただ撃って慣れるだけでなく少人数でのフォーメーションを学びながらCQBのテクニックに応用していこうというもの。参加者は軍、憲兵、警察特殊部隊とローエンフォースメントの経験者達。ここで学んだことを各部署に戻ってさらに教えていくというわけだ。

さて、映像を見てもらった読者はご存じのようにこのAK、あまり調子がよくない。その原因はこのトレーニングが始めてと言ったようにこのトレーニング用に納入されたシムニションのAKに問題あり。一丁はすでに使い込んであるためトラブルはない。
ご覧の通りアッパーレシーバー、ボルトにブルーの塗装がされている。これが厚すぎて干渉してしまうようだ。200発ほど撃つと良いらしい。ここでトレーなを補佐するサイモン君。彼の練習用のSIG226も初めてそのスライドを装着した時はテレビを見ながらスライドをかちゃかちゃ動かして慣らしをしたそうだ。この慣らしをすませてしまえば快適にもちろん作動する。

使用している弾薬はシムニションのCQTという硬質ゴムの弾頭だ。ただこれがこの距離だとかなり跳弾する。この跳弾下弾が結構トレーニング中に鼻の穴にはいるというハプニングが何度かあり緊張感がそがれてしまった。
とは言え怪我をするようなこともなくトレーニングできるという意味では有効な手段な訳だ。
また、映像からわかるように学校の教室、ちょっとした会議室くらいのスペースでかなり内容の濃いトレーニングが出来ることがおわかりいただけると思う。限られた時間内で凝縮させたためフォーメンションや、実際の動きなどすべてをお見せできないのが残念だ。

MINIMIにも登場するこのトレーナー、ジョン。初めてあった時に私がちょっとだけ写っちゃったGUNNER DVD Vol.02を思えてくれていてGUNNERのファンだと言ってくれた。このジョンは映像から見てもわかるようにプロである。現在は軍、警察関係にトレーニングを施している。今後も彼の持つそのテクニックをGUNNERで紹介していければと思う。

まずは今回のVol.11をぜひご覧いただきたい!!  


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DATE: 2009年01月10日 19:44

MINIMI CQB

ヨーロッパ支局の櫻井さんのレポートでお送りするのは、MINIMIの最新版です。パラトルーパータイプと酷似していますが、AR(M16/M4)のマガジンが使える点が異なります。撮影の際、登場したベルギー軍特殊部隊員は当初迷彩服を着て登場しましたが、FN社がそれは困ると言うことで、5.11の上下に着替えての紹介です。



このデモンストレーションの現場にはベルギー警察の方々もいらっしゃっておりました。FN社は対テロ用として警察にもプレゼンテーションを行った訳です。日本のSATが導入してくれたら、感涙モノです。

女性警官の方が構えて撃つシーンもありましたが、さすがに重そうでした。ただ、その重さ故にかなり安定した射撃ができるというメリットもあったようです。しかし構える腕は終始プルプルしてました...。



この取材、けっこう長引きまして、日帰り取材で来ていた櫻井さんの終電がギリギリになってしまったそうです。それを案じたベルギー警察が、赤色灯を点してパトカーで駅まで送ってくれたとか...。ギリギリ終電に間に合ったそうです。

恐れ入りましたベルギー警察さま!  


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DATE: 2009年01月09日 16:05

TR/HRCC-II


本日発売となりましたGUNNER11です。もうご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

Tactical ResponseのHigh Risk Civilian Contractor IIは、前号HRCCの続編です。前回はどやされっぱなしだった連中が、見違えるほどの連繋を取りながら撤退する様子にほぉ〜と思うはず。AKで弾をまき散らしながら、交互に負傷者を引きずって後退。さらにスモークグレネードを用いて安全を確保します。



頓挫した車両は、事前の指示通り、暗号無線機が敵の手に堕ちるのを防ぐために、破壊します。確かに暗号無線機が敵の手に堕ちると厄介なことになります。

負傷者を引きずるためのタンカのような布、あれはミリタリー用品ではなく、消防が使う簡易型のタンカだそうです。

またマガジンに蛍光オレンジやレッドを施しているのは、訓練の際投げ捨てたマガジンをあとで回収するためでしょう。



そ〜いえば、巻頭のESIをご覧になってむごたらしい傷と血に一瞬ぎょっとしたはず。もうお分かりでしょうが、特殊メイクです。LMSにも登場したCATチームが救出し、肩に担いで搬送する際、パンツのポケットに仕込んだ無線弾着を炸裂させ血のりを飛び散らす辺りは、リアルさの追求もあるでしょうが、どうも趣味的な展開のような感じも...。とは言っても、やはりリアルになるほど訓練の役に立っているのでしょう。
  


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DATE: 2009年01月08日 22:40

ESI Special Operation

GUNNER11号の巻頭を飾るのが、ESIです。「気」とツバメをモチーフにしたマークを使うぐらいの日本びいき。忠臣蔵の話になるともう止まりません(笑) PMC関連の取材で会う方々は、かなりの割合で日本、それも武士のファンが多いです。トリガータイムでは宮本武蔵のイレズミをいれていたトレーナーも発見しました。
ESIはCIA系のオーナーが運営を行うスクールで情報収集などにかなり重点を置いた講習を行っています。実際つい最近までアフガンの最前線に入り込んでいた戦場カメラマンの方に話を聞いたところ、CIAの要員は石を投げれば当たるぐらい前線に多く出ているとのこと。前線では米軍兵士やPMCに混じりCIAも情報収集に活躍しているそうです。つまりESIのカリキュラムはかなり現実的な物だと言えるでしょう。

このESIのクリップに登場する銃はほとんどM4系ライフルです。Tactical ResponseのAKに偏った構成とは異なるのが興味深いところ。中にはM16のショートカービンを使う人もいます。そしてほとんどの人がオープンサイトです。Eotechを使う人もいましたが、後半は電池が切れたのか外してオープンサイトで射撃していました。

M4はアクセサリーが豊富なだけに、思い思いに改造している人が多いですね。どこのハンドレールかわかりませんが、軽量化を徹底して行い、捻ればクニャリと曲がるのでは?と心配になるぐらいスカスカなハンドレールを使う方もいます。

また車内での取り回しを考えてか、バレルをショート化しNOVESKEのハイダーとMAGPULLのストックを装着したM4も発見。かなりマニアックです。


  


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DATE: 2008年09月27日 09:00

GUNNER10のSOE


SEAL隊員と縫製に精を出すジョン・ウィルス氏。

NAVY SEALの基地があるサンディエゴで再起を果たしたのがSOEです。SOEはBDSに社名変更しているのでは?と思われる方も多いでしょう。表面的には確かにそうですが、創設者である天才ジョン・ウィルス氏が抜けたBDSは、SOEとは別の道を歩んでいます。
装備の制作から離れた彼の元にひっきりなしにSEALや海兵隊リーコンからの電話はあったそうですが、しばらくの間ジョンは無視していました。しかし彼らの熱意にほだされ再起したのがジョンのオリジナルSOEです。自宅のガレージからの再出発です。
それまでの装備の在り方は旧式になっていると感じたジョンは、SEAL隊員たちと新しい装備の開発に乗り出しました。最前線で闘う彼らにしてみれば、装備の善し悪しは生死を分つ重要な要素。それだけに現在の戦闘の在り方にマッチした装備を必死で欲するわけです。
6本のM4マガジンを基本的に保持し、それぞれの担当に特化した装備の開発が行われました。SEAL隊員の全員が嫌ったのが、腰より下に装備を付けることです。これは泳ぐにも走るにも邪魔になると言うことで、すべて優先度を振られてチェストリグに収容されました。
「でもね、チェストリグが膨らみすぎるとミシュランのタイヤマンみたいになって、ケツも掻けなければ小便もできなくなっちまうんだよ」とは、SEAL隊員談。ごもっとも....(爆)
装備理念を熱心に語るSEAL隊員の話を聞くと、SOEの新型装備がとても欲しくなるのは、私だけじゃないはず。アクションシーンはないものの、とても参考になる話を聞けるのがこのSOEです。
ひっきりなしに出入りするSEAL隊員たちが目を奪われたのが、ガレージで流していたGUNNERの映像。IPSCの参加者の射撃の早さに驚嘆し、STIのガバに腰をねじらせ「欲しい〜」と悶えてました。
是非本編にて彼らの装備哲学を確認してください。

  
タグ :SOEGUNNER


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DATE: 2008年09月26日 21:00

GUNNER10のTCCC


NAVY SEAL Team4のフランクバトラー大佐が創設し現在SOCOMと共に行動するのが、今回ご紹介するTCCC(Tactical Combat Casualty Care)、メディックの在り方を研究する機関です。GUNNERの巻頭でご紹介するHRCC繋がりの記事です。戦闘で負傷者は当然出ます。その負傷者のケアの仕方は戦術的な側面も加味して、研究を行うのがこのTCCCです。
TCCCの現場担当は、今回の取材で彼らのノウハウが広く報道されることを実は好んでいませんでした。しかし、それはそれ。大ざっぱな概念的な部分に絞り、その考え方をお見せします。
戦闘の最中に負傷者が出た場合、どのように対応するか。それはきっちりと規定を組むべき部分です。HRCCでも述べられていますが、1人の負傷者の発生はその搬送に伴い、負傷者を含めた三人の戦力を削ぐことになります。
これは確かにまずい。そこでTCCCが定めたのは、戦闘の終結もしくは敵の位置の特定反撃まで負傷者は放置すべきという結論です。それまでは負傷者は自力で応急処置を施し、可能であれば戦線に復帰する。もしくは戦闘の終結を待つということ。
より多くの負傷者を生み出すことを防ぐためには、理にかなった裁断だと思われます。そのために戦闘員各自が自力応急処置のためのキットを持つ。さらに部隊全員にその考え方を徹底する...。細かいスキルや装備も含めて、この辺りを策定するのが、このTCCCです。
HRCCやTCCCを見て思ったのが、サバゲーのスタイルの一つに出来そうということ。例えば、撃たれたらその場からの移動は禁じられるものの、ハンドガンを使用して自衛できるとか。二人で後方に移送し、メディックの治療を受けると復帰するとか...。遊び方のヒントにもなりそうです(笑)
  


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DATE: 2008年09月26日 18:00

GUNNER10のTDIとBTC


本日発売となるGUNNERvol10。もう手にしている人も多いでしょう。
今号でスキル的に注目されるのが、Tactical Difense Institute。ハンドガンとナイフのスキルを公開してくれたんですが、ナイフの方は真似するひとが出ると困るので割愛。ハンドガンだけとなりました。射撃の際の歩行方法はCQBに必須で、海兵隊員なども実践しているテクニック。これ覚えると便利でしょう。
さらに、ショッピングセンターなどの一般人がいる場所での銃撃戦の際に役立つ銃のコントロール方法も披露してくださり、これは初めて見るテクニックでした。
ライフルに比べてハンドガンは本当にテクニックが多いです。

さらにビデオカメラが初めて工房にまで入り込み、BTCカスタムを紹介します。アメリカでも人気の高いBTCカスタムは、ポリマーフレームタイプの銃を中心に展開し、GLOCKなどをため息が出るほど美しいものに仕上げています。もちろん機能美の固まりで、その説明を聞くだけで虜になるほどの説得力を有してます。是非エアガンで再現したい!って思っちゃいますね。
  


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DATE: 2008年09月26日 09:00

GUNNERレポーターにボディアーマー支給か?


今回のGUNNERvol10の巻頭を飾るHRCC(High Risk Civilian Contractor)は、タクティカルレスポンスで行われたPMCオペレーター向けの特別教習です。中東の紛争地で、コンボイが襲われるというよくある戦闘状況を再現したもので、その戦闘状況から負傷者を伴っての離脱を教習するものです。
このケースでのPMCの任務はパッケージの保護で、反撃撃滅ではありません。つまり応戦しながらも、最小の被害で襲撃現場から離脱することが使命となります。
5日間の演習で各自3000発、チーム全体では実に5万発を越える実弾を消費する演習で、演習地は危険なほど実弾が飛び交うことになります。
これは互いにスキルに裏付けされた信頼関係がなければできることではありません。そして本編動画を注意深く観察すれば、このPMCオペレーターに女性が交じっていることに気が付くでしょう。推測ですが軍務を経てPMCオペレーターになった女性と思われます。
彼らの大半がこの教習の後、中東紛争地での任務に赴くことになる訳です(そのための教習ですから)。無事帰還することを願ってやみません。
そしてこの取材の後懸案として浮上したのが、レポーターのボディアーマーです。演習とはいえ、銃口の前に立つことが多く、まさに命懸けの取材となっております。ライフル弾を受け止められるハードプレートを内蔵したプレートキャリアーが必要では?ということで、予算と睨めっこしながら、その購入を検討しています。
この命懸けの取材の成果が、今号の巻頭を飾るHRCCなのです。
  


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DATE: 2008年09月25日 19:23

GUNNER10のGIPN


GIPNはフランスの対テロ特殊部隊のひとつ。AKやRPGを乱射する犯人を倒した実績を持つ優れた部隊です。今回ライターの櫻井さんがこの基地の取材を果たしました。私服での潜入捜査的な側面もあり、隊員は顔出しNG。装備担当の007で云う「Q」のような方だけ顔出しOK。
特殊装備の解説ではC4とかぞろぞろでてきました。映像的には中途半端なのをほとんど割愛してますので、あまり見受けられませんが...。また立て篭り事件が多いだけに、室内の状況を観察する特殊装備の豊富さは日本の警察でも参考になるものが多いでしょう。田宮製の電動ラジコン軽機動装甲車にCCDを取り付けたなんてアイデア物もありましたが、これも割愛。今回のGUNNERのテーマは「濃縮」でしたので、ええ〜っと思われるシーンでも大胆にカットしました。
演習シーンもばっさりとカット。特徴のあるシーンだけの繋ぎで展開。果たしてこれで良かったのかな〜と今でも悩んでます(笑)
GIPNもアーバンカモから黒一色のBDUになり、メインウェポンもMP5からより強力なH&K G36に変更。これを気持ちよさげに櫻井さんが乱射するシーンもあったんですが、これも割愛(笑)
「へ〜」と思われたのが、GIPNの射撃は左側から撃つ時でもスイッチングしないこと。アメリカでは左手に持ち替えて射撃ですが、この辺りがフランスらしい。ちょっと窮屈そうですが、これもありだなと思われます。是非本編でご確認ください。
  


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DATE: 2008年09月21日 04:43

未来兵士:ユーロサトリ




Shinnさんの迫力のあるレポートと違ってヨーロッパからはちょっと地味ですが(^^;2年置きに行われる兵器ショーEUROSATORYを収録。単なるイベントレポートではなくこのユーロサトリのテーマでもあるフューチャーソルジャーに焦点を当て現在実現しうる最新の、近未来の歩兵システムをメインテーマに現地で行われたデモンストレーションの映像と共にお送りする。
兵器だけでなくフランス軍のBDUも最新モデルで登場するのでフランス外人部隊やフランス軍に興味あのある方には見逃せない映像となっているはずだ。



フランス軍の採用するFA-MASの発展型。最新のモジュールを追加した量産試験品と言ったところだ。



デモンストレーションでは攻撃を受けた装甲車両より展開した部隊が敵を殲滅するまでを行う。  


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DATE: 2008年09月19日 17:28

フランス警察特殊部隊GIPN




フランスの櫻井です。いよいよ10号発売ですね!
こちらでも一度お伝えしましたが今回の記念すべき10号に担当した記事の一つにこのGIPNがあります。
GIPNは本紙7号のスナイパートレーニングでもお伝えしたフランス警察の特殊部隊だ。武装犯罪、テロリストに対して組織された部隊。
基本的には警察官から日本の機動隊に当たるCRSの経験を積み選抜試験に合格しなければいけない。
しかし、実際には多くのメンバーが空挺隊など軍の経験を積んだエキスパートだ。その彼らの基地に3日間滞在し実弾の訓練、彼らの使用する装備品など余すところ無く紹介している貴重な映像となった。ぜひご覧いただきたい。

これは食事中に出た話だが、彼らは警察機関なので弾はホローポイント。数日前の出動で9mmのホローポイントを装填したGlockで突入した。ドラッグ常用者が銃を持っているという家に突入。相手は銃を構えたために射撃を開始。2発が数メートル先の相手に被弾したがホローポイントにもかかわらず貫通。ドラッグに酔っている相手は何事もなかったかのよう反撃を介してきたという。もちろん、大事にならず取り押さえたわけだが、ホローポイントがFMJのように貫通していったという話を笑い話でしているのが印象的だった。



Carl ZeissのナイトビジョンNSV80をすでに配備している。これをブレイザーR93LRS2に取り付けている。スコープもZeissだ!



現在では使用が終了してしまったが、GIPNのトレードマークでもあったアーバンカモフラージュでハンドガンでの基本射撃テクニックも披露する!  


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DATE: 2008年09月04日 20:36

US SOCOM 特殊部隊と共に闘うT.C.C.C.




フランスから櫻井です。記念すべきGUNNER Vol.10は順調に制作が進行し予定通り9月後半発売予定です。今回は10号という記念すべき号だけあり今まで以上の内容でお送りできるとスタッフ一同自信満々です!
さて、その中から私が取材したT.C.C.C.をちょっぴりご紹介。
これはタクティカル・コンバット・カジュアリティ・ケアという組織で1996年にUS Navy SEALsで組織され現在ではUS SOCOMの傘下に入り特殊部隊と共にアフガニスタン、イラクに展開中。現在はその経験と知識を広げようというトレーニングが行われています。
戦場、銃撃戦で負傷した時の対処は如何に行われるのか?また自分は何ができるのか?これを見れば身近にあり得る地震や災害あるいはテロによる被害での対処のヒントにもなる!
そのベルギー支部で行われたトレーニングを取材。2回目の特殊作戦に同行して帰国したばかりのトレーナーによる最新情報を元にしたトレーニング。座学の後、実践的なシナリオでのトレーニング。ご期待ください。



基本的な動脈の説明。血液の流出に伴う体の変化などを知ることで正しい対処を学ぶ。生存率を如何にあげるか?



いくつかのシナリオを使って実践的なトレーニング。敵に如何に対処し、負傷者本人、そして周りのモノは如何に行動するか。撃たれたから終わってしまう訓練ではなくその後の対処まで行うリアリティあふれた実戦向けのトレーニングなのだ!  


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DATE: 2008年07月29日 00:37

ボディーアーマー




フランスから櫻井です。現在好評発売中のGUNNER09に収録されているCPEのボディーアーマーについて少し補足を。映像では限られた時間の中での収録のため細かい説明ができていません。また説明してもDVDの中では少し退屈になるでしょうからね。
このTAC TOPと名付けられたボディーアーマーはノルウェーの特殊部隊だった経験から生まれたモノで北欧ならではのアイスホッケーのプロテクションを元に作られています。
写真のようにトレーニング用の防具はごついように見えますが非常にフレキシブルで軽量。これを元に暴動鎮圧用のプロテクションを制作しイギリス警察が採用。



さて本題のボディアーマーです。ボディーアーマー装着時で被弾し死傷する確率の高い場所。それは肩から体内に入り込んだ弾丸によるもの。つまり横からの攻撃だ。
TAC TOPにはダイニーマによるプレートをできる限り全体に配置すること。また、肩のプレートは射撃スタイルを取ってもしっかりとボディアーマー本体の腕を通す穴はカバーされて側面からの攻撃にも強い。そして、ダイニーマ製による軽量のプレートをある方法で(特許出願中で口外無用とされているのであしからず)体の曲線に合うようにしてある。



従来のボディーアーマーを装着してジャンプすると体からずれてしまう。つまり密着していないため移動時にボディーアーマーを片手で押さえなければいけない。これでは銃を構えるどころではなくなってしまう。TAC TOPはしっかりと体に密着しているのでしっかり両手を使える。
十分な強度をもちそれでいて軽い。というより従来の重量でカバーの範囲が倍以上に広がっているのだ。また現在の紛争地は中東、アフリカなど気温の高いところが多い。このボディーアーマーの裏地には特殊な生地が使われており外気から-2〜4度ほど下げる素材を使用しているのとちょうどホカロンの反対の役割をする冷却材も使用できるのだ。
また背面のハンドルは肩の後ろ2カ所にも受けられた。従来は首の後ろにあったが被弾した兵をここを引っぱって引きずると首が絞まるため、負傷した本人が首が閉まらないように両手で相当の力を使ってそれを阻止しなければいけなかった。また、全装備を含めると体重と合わせ100kgを超えることも少なくない。それを二つのハンドルにより二人で引っ張り上げることが可能だ。イラクではハンビーが動かなくなったあとはゆっくり負傷兵を引っ張り出している暇など無く引っぱって放り投げるのが生死を分けることになるという。二人ならばそれが可能で生存率を上げることにもなる。そして、ボディーアーマーを装着していて負傷をしている時に治療をするためそれを脱がす必要がある。通用緊急の場合はある特定の場所が切れやすくなっていてそこを専用ナイフで切って脱がせたりする。このTAC TOPは前のパネル部分がかんたんに剥がせる。剥いだあとも体に残った部分がしっかりと固定されているので先ほどのハンドルを使って緊急措置を執ったあと、後退させることも容易なわけだ。
現時点で考え抜かれたTAC TOP。取材時にはアメリカ軍次期ボディーアーマーのトライアル中で最終選考まで残ったという話だったがそのあとどうなったかはニュースがない。これだけのシステムを持っていても価格の問題があるので簡単にはいかないだろう。ちなみに1着50万円だそうだ。
  


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DATE: 2008年07月22日 20:00

フォアグリップの握り方


パラベラムのあふりかさんに、ニックにちょい似とアゲられて、
もう舞い上がりっぱなしのヤマダビィンことヤマダでございます。

さて、レッグホルスターにつぐ今回のタクティカル・ネタはフォアグリップの握り方についてです。
実はこれ、昨年の暮れにやったタクティカルトレーニングで、
SHINさんから教えてもらったことの受け売りなんですが、
さてさて、みなさんは、フォアグリップつけてますかぁ?
つけてる方はどんなふうに握ってますか?

たいていの方は、ごくふつうに棒を握るように、
親指と残り4本の指とでグリップを握りしめておられるんではないかと思います。
しかしこれですと、何らかのアクシデントで、
たとえば前につんのめって銃口を地面につくような体勢で転んだとき、
親指の付け根にとんでもない加重がかかることになります。
フルロードのマガジン数本にアーマープレートなどなど、
装備と自身の体重と合わせると相当なもんです。
親指の付け根もげるかも。
そこでそのようなリスクを避けるため、
4本の指でグリップを握り、
親指はハンドガードに沿うような握り方が指導されているそうです。
また、ハンドガードの上方に親指をかけるように握れば、
リコイルの制御により有効かもしれません。
ここに紹介した写真は、『CQBベーシックマニュアル』の
LMSのインストラクターたちなんですが、
みんなファアグリップの握りに、
親指を回して握ってないのがわかると思います。
まあ我々は実銃を撃つのではないし、
リアルミリタリー、リアルウエイトでゲームをしている方でなければ、
そこまで気をつける必要はないですが、
ミーハーなヤマダとしては、もちろんコピります、ハイ。



追伸
フォアグリップの握り方とはべつに、
グリップの付け位置といいますか、
フォアハンドの置き位置にも変化があるようです。
やはり昨年、SHINさんが教えてくれたんですが、
フォアハンドは、ハンドガードのなるべく前方を握り、
前へ押し出すように。
またリアのグリップは手前に引くような銃の構え方が、
特殊部隊などでは指導されているそうです。
ちょうど弓を引く感じで、ストックを肩に強く押し当てないで、
軽く浮かすぐらいな構えが推奨されているとか。
移動しながら射撃するときに、
カラダの揺れが銃に影響するのを避けるためです。

さてさて、先日、ミリブロさんとのお話で盛り上がったのが、
やはり『マグプル・ダイナミックス』のクリス・コスタ。
彼の銃の構え方はシブイっす。
今ご紹介したフォアグリップの握り方はもちろん、
相当銃の前方を握って撃っています。
パラベラムのあふりかさんも、しっかりチェックされてますので、
パラベラムさんのブログで紹介されているyoutubeの映像で、
改めてチェックしてみてください。

クリス、『GUNNER』で取材するっか、もうないっしょ、平田編集長!

  


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DATE: 2008年07月21日 00:42

Military Morons ミリタリーモーロンズ

レポーターのSHINです。

VOL9が発売され、購入された方からはポジティブなご意見が多く、一安心出来るかと思いつつもそんな暇もなく、VOL10の撮影に奔走しております。

さて、今回は自分の近況を。。。 
日本でも多くのファンを誇るサイト、
Military Morons
www.militarymorons.com
特殊部隊装備に特化して最新の情報を配信し続けるサイトです。
ここに、昨日、自分が作ったブローニングハイパワーのカスタムが紹介されました。
Browning Hi-Power Facelift
http://www.militarymorons.com/weapons/pistols2.html#bhp


2年ほど前に、友人にミリタリーモーロンを紹介してもらいました。彼のサイト、ミリタリーモーロンとは「軍事馬鹿」の意味、自分がやっているブログ「ガンバカ」 www.gunbaka.com と近いセンスに意気投合し,たのです。
そして昨年、自分がキャリーしていたカスタムハイパワーを見たミリタリーモーロンが、「俺のも同じ様にしてくれ!!」っちゅうことで、彼のハイパワーを送ってきたので、カスタムしてあげました。

自分は、3年間、ラッセンカレッジのガンスミススクールにて、ライフル、ショットガン、ハンドガン、フルオート火器を含む多くの銃器のデザイン、構造、修理、加工について専門的な教育を得ました。
現在では、ガナーDVDマガジンのレポーター、アームズマガジン誌のライターをしつつ、趣味で自分と、自分の友人の銃器に限り、カスタム加工を行っているのです。

今回は、仕様はほとんど自分個人のHPと同じで、追加として、ミリタリーモーロンが左利きであることを考慮して、左利き用のハイパワーにすることを前提に加工しました。まあ詳しいことは先のリンクから、ミリタリーモーロン内、
Browning Hi-Power Facelift
http://www.militarymorons.com/weapons/pistols2.html#bhp
の記事をご覧ください。  


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DATE: 2008年07月10日 16:08

AK vs ボディーアーマー




現在発売中のVol.09に掲載中のフィンランドのCPEによるボディーアーマーテスト射撃。ノルウェーの特殊部隊の経験から、北欧のポピュラースポーツアイスホッケーのヒントを得てできあがったボディーアーマー。新素材を使い軽く、カバーする面積も飛躍的に増えている。1着50万もしてしまうようだが。それをAKと同じ弾でテスト。見事に360度からの射撃に耐えた。その映像をしっかりとDVDから見ていただきたい。



こういう取材に行くとたいてい仕事として銃を扱っているという以外に銃あるいは射撃好きがいる。
今回も射撃テストを仕切っていた元SWATチームだったというひとから彼のコレクションを見せてもらった。
それがこのブルガリア製AKだそうだ。フィンランドにはAKをベースにしたRk62があるのに。
7月に入ってすっかり涼しくなった、フランスより





  


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DATE: 2008年07月07日 22:54

特殊部隊GIPN




このブログでは初めまして!フランス、はパリからお送りしています。
いよいよGUNNERも10号!10号は今までにもまして迫力のある映像をと誠意取材中です!
その取材から。先週いっぱいフランス特殊部隊GIPNに密着取材!ピストル、ショットガン、ライフルによるベーシックトレーニングをGUNNERのためにやってくれました!
4日間特殊部隊達と生活を共にして訓練の厳しさから羽目を外すときは思いっきり外すところまでじっくりと付き合わせてもらいました。
いくつかのテクニックは私へしっかりと教え込んでもくれるなかなか面倒見の良い優しく暖かい連中でした。
GUNNER Vol.10 GIPNの全貌をお楽しみに!!




GIPNは6人一チーム。二人組の3チームが基本になる。



現在はブラックになってしまったが、それまではアーバンカモフラージュがGIPNのトレードマークでもあった。

下記で私のブログもやってます。そちらでも現在発売中のGUNNER Vol.09の裏話などを公開中!
http://romantiquedupistolet.militaryblog.jp/  


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DATE: 2008年06月22日 22:54

レッグホルスター補足

6月19日の平田編集長の記事についての補足です。

昨年の春でしたか、編集長がトリガータイムの取材から帰ったおり、
お土産話として、SEALSの隊員が、
タクティカルライトにパラコードを使ってリングをつけてることや
レッグホルスターは使わないことなどを教えてもらいました。
ミーハーなワタクシとしては、マネない手はありません。
イーグルだのサファリだののレッグホルスターは押入の中。
シュアファイアーを入れたピストルマグポーチからは、
チラリとリングをのぞかせ、悦に入っておりました。

さてその後、『GUNNER vol.8』や『CQBマニュアル』の制作過程で、
『LMS』の取材写真を見ていると、
サイドアームの携帯手段として、
受講生はともかくとして、インストラクターたちに一定の特徴があることに、
私たちは注目しました。
やはりベルトホルスターを使用しているのが多々見受けられますが、
レッグホルスターを使っているインストラクターもいます。
下の写真は、『CQBベーシックマニュアル』でも掲載した写真ですが、
彼らのレッグホルスターに注意してみてください。


たいていのレッグホルスターには、ホルスター本体のブラつきを防ぐため、
太股にホールドするベルトが2本ついているんですが、
彼らは上の一本を取り外して使用しています。
またホルスター本体の位置が高くなっていて、
ベルトホルスターに近い位置にセッティングされています。

彼らの多くはインストラクターであるとともに、現役のPMCオペレーターでもあります。
私たちの推測では、彼らPMCオペレーターの場合、
先のSEALsのように長距離を徒歩で隠密裏に移動したり、遠泳したりとかありません。
車両での移動がほとんどです。
その乗り降りの頻度や、
乗車中の緊急時、サイドアームの取り出しやすさなどを考慮して、
このようなアレンジをしていると思われます。

もちろんミーハーなワタクシとしては、さっそくパクついたのはいうまでもありません。
残念ながらベルトを止めているネジが、いくら弛めても本体からはずれないので、
ベルト自体を切ることに…。
さすがにサファリのベルトを1本切ってしまうのには勇気がいりました。
ベルト一本、バッサリ、みなさんもどうっすか?

ヤマダ  


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DATE: 2008年06月22日 10:00

新型FA-MASと仏版フューチャーウォーリアーズプロジェクト

目下、精力的にvol10の取材が進行中です。手前味噌ですが、海外でも評判なのがGUNNERで、特にヨーロッパでは軍事関係者からも一目置かれる存在。取材先で「知ってる!」と言われる事もしばしば。知名度があがれば、取材のし易さはもちろんのこと、日本のメディアでは撮れないところまで入り込む事ができるのがメリット。櫻井さんも「あ〜、GUNNERにでてたでしょ、見たよ」といわれることが度々あるそうです(SIGの訪問記でその姿をチラリ)。

そのフランス支局の櫻井さんから第一報でとどいた記事をご紹介します。フランスで進められるフューチャー・ウォリアーズ・プロジェクトの一部がこの写真。新型のFA-MASにでかい光学機器が...。単なる暗視光学照準器にとどまらず、ネットワークによる戦場情報の表示とかの賢い機能が盛り沢山な雰囲気です。昨年公開された同計画のFA-MAS(確かGUNNERの何号かでちらりと映っていたような記憶が...)が急造的な雰囲気だったのに対し、かなり形が煮詰まった感じがあります。新型のFA-MASと共にvol10でその詳細をお伝えする事ができるでしょう。
〜平田〜
  


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