DATE: 2008年06月21日 01:37

GUNNER VOL9 BIG SHOT / ビックショット

レポーターのSHINです。

今回は、発売中のDVD MAGAZINE GUNNER VOL.9のコンテンツの中から、GUNNERでは珍しい日本ロケとなった、日本の映画・テレビ界に銃器小道具や弾着、コンサルティングなどを行うプロップガンワークショップ「ビックショット」http://www.bigshot-sfx.com/について紹介したいと思います。

ビックショット社は、北野武監督、押井守監督を代表に、Vシネマを含め多くの代表的な日本映画作品に最高品質のプロップガンと弾着技術を提供してきた技術集団です。
GUNNER VOL9では、横浜にあるビックショット社を訪れ、各種プロップガンの紹介、撮影現場での活動、そしてCGを使ったマズルフラッシュの修正作業を紹介します。
日本国内では、外国のように実銃を空包化したプロップガンの使用はもちろん出来ません。その為、市販や、完全にオリジナルで作り出したモデルガンをベースに、キャップ火薬や、通電によって発火する電着、可燃性ガス等を使用してマズルフラッシュの表現を行います。さらに、スライドの作動や、ボルトの作動、そして飛び散る薬莢を表現するための仕組みを考えなければなりません。今回は、火薬、電着、ガスそれぞれの異なる機構を持つプロップガン、そしてオリジナリティあふれるボルト作動&排莢システムの取材が行えました。

このような日本独自のプロップガン技術は、海外でも「ノンガン」として、実銃をベースとしたプロップガンが使用できないロケーション(空港や病院、政府施設)、俳優の契約(実銃が現場にあることで保険料が増大する)といった問題に対応できるとして注目されています。

筆者自身、過去に映画「ホワイトアウト(2000年)」で使用されたAK47Sプロップガン(電着発火/電動ボルト作動&排莢)の製作を行い、後に、東京マルイ電動MP5をコンバートとした排莢システムの製作(先のAK47Sのシステムをベースとし、量産性を向上させたタイプ。「リターナー(2002年)」を始め多くの作品にて使われる)他にも多数のプロップガンを製作し、ビックショット社に納品してきました。
日本国内の一部には、モデルガンを改造し実銃により近い材質と構造を持たせ、大量の火薬を使い大きな音と火を出す事を「プロップガン加工」を呼ぶ風習があるようです。これら危険性が高く、違法の疑いさえあるような行為が「プロップガン」と呼ばれていることに自分は疑問を持っています。今回のコンテンツを通じて、実際のプロップガンとは安全性と確実性が最優先され、その為のアイデアが詰め込まれた「映画の小道具」であるということをお伝えできればと思っています。

納富さんとの写真が無かったので、プロダクションIGに納富さん・平田編集長と遊びに行ったときの写真を載せます。
GUNNER VOL9 BIG SHOT / ビックショット





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